1つのパッチに、2つのバージョン番号
2026年8月15日のアップデートは1つのパッチですが、プラットフォームによって表示される番号が違います。Steam と Xbox Series はどちらも 1.0.8.0、PS5 は 1.006.000 で、パブリッシャー自身のアップデート確認記事では同じビルドを 01.006.000 と先頭にゼロを付けて書いています。これは前回(1.0.7.0 と 1.005.000、01.005.000)とまったく同じ書き分けで、たまたまではなくこのパブリッシャーの癖だと分かりました。パッチノートは全プラットフォームで1つだけです。ただし今回は例外が2行あり、「マウスのサイドキー設定」と「DLSS 4/4.5 (L/M) および FSR4 の実装」には公式が (PC) と明記しています。このゲームのパッチノートで機種の線引きが書かれたのは初めてです。
- Steam — 1.0.8.0
- Xbox Series X|S — 1.0.8.0
- PS5 — 1.006.000。アップデート確認の記事では 01.006.000 表記
- 1.0.7.0 / 1.005.000 は8月9日の前回パッチ。まだそれなら今回のパッチが未適用です
パッチノート全文
24項目、公式の並び順のままです。変更前と変更後の数値は今回も一切書かれていません。カメラ距離の「近・中・遠」が具体的に何メートルなのか、字幕サイズの倍率、開花技の威力とHP回復量の上昇幅、どのヌシの戦闘行動が変わったのか——どれも公開されていないため、このページでも補いません。上のツールは症状から引く索引で、下の一覧は公式の文面そのままです。
これは設定ではなくゲーム本体が変わったパッチです
v1.0.7 は設定の調整でした。v1.0.8 は違います。富士最前線区域の戦闘が1つイベントに変更され、巡礼区域のメインルートが短縮されて洞の間と石造りの間を通らずに鐘の間へ直行できるようになり、一部区域の敵配置が変わり、開花技の威力とHP回復量が上がり、水没・落下によるHP減少がなくなりました。つまり8月15日より前に書かれた攻略記事は、ルートも敵の数も、開花技の数値も、古いビルドのものです。当サイトの未再検証のページも同じです。「攻略サイトと地形が違う」と感じたら、あなたの記憶ではなくパッチのほうが変わっています。
- 巡礼区域:メインルート短縮(洞の間・石造りの間を経由せず鐘の間へ)
- 富士最前線区域:途中の戦闘が1つイベントに変更
- 一部区域の敵配置を調整。序盤の進行ルートに目標マーカーを追加
- 開花技の威力とHP回復量が上昇。一部のヌシの戦闘行動を調整
- 確殺・暗殺の演出中、周囲の敵の攻撃が中断されるように変更
ロックオンの既定値が変わりました(ただし全員ではありません)
攻撃時のロックオン、受け流し時のロックオン、ロックオン自動切換えが、いずれも既定で OFF になりました。ここで大事なのは公式の注記のほうです。すでにこの設定を触っている人には変更が入りません。つまり同じ 1.0.8.0 でも、初期値が人によって違う状態になります。「自分だけ挙動が変わらない」「自分だけ変わった」はどちらも正常で、変えたい場合はオプションメニューから手動で切り替えます。
「次回以降」は3項目から12項目になり、ウルトラワイドが入りました
v1.0.7 のパッチノート末尾は3項目(DLSS/FSR の実装、ストーリーテンポの微調整、「その他の改善」)で、ウルトラワイド対応もフレーム生成も入っていませんでした。当サイトは8月10日から15日まで、それらを予定リストに含めている記事は誤りだと書いていました。8月15日にその指摘のほうが古くなりました。v1.0.8 の末尾は12項目あり、ウルトラワイドモニター対応は「残り動作検証のみ」「近日中に公開」と書かれています。時期らしい表現が付いているのは12項目中これだけです。フレーム生成も独立した項目として入りました。訂正を出したサイトには、その訂正を同じ速さで取り下げる義務があります。
- ウルトラワイドモニター対応——残り動作検証のみ、近日中に公開(唯一、時期の記述あり)
- イベント・ムービーのスキップ——技術的な問題で時間がかかっており、段階的な実装も検討中
- フレーム生成
- 回復注射薬をダメージ時に即座に使用可能に。使用時の拘束時間も短縮
- 文字が縮小される問題、ボス戦カメラ、水没判定、透明な進入禁止判定、イベント演出、クゥによる視界の遮り、跳躍時の着地ズレの修正
今回は日英で差がありません。短いのは Steam の告知でした
v1.0.7 では、日本語版パッチノートだけが「任意にイベント・ムービーを再生できるようにする」という英語版にない一文を載せていました。同じ記事番号で公開されている公式文書なのに内容が違う、という状態です。v1.0.8 では日本語版と英語版のサポート記事は項目単位で一致しており、その差は再現しませんでした。代わりに差が出たのは Steam の告知で、ブラッドの会話に関する1行が抜けています。2サイクル分の結論としては、サポートセンターのほうが情報は完全で、Steam のほうが速い、ということになります。日本語で読んでいる人が不利になる場面は、今回はありません。
![パブリッシャー公式サポート記事「[BOR] Patch Notes: v1.0.8 / v1.006.000」。カメラ変更、ブラッドの会話の項目、字幕サイズ、DLSS 4/4.5 と FSR4 の行が写っている。](/media/evidence/fictions-support-patch-notes-1-0-8-2026-08-18.webp)

パッチが当たっているかを確かめる
確実なのはクライアントが表示するバージョン番号だけで、その確認場所は機種ごとに違います。手順はパブリッシャーのサポート記事に書かれている文言そのままです。うろ覚えのメニュー名を書くくらいなら書かないほうがましだからです。Steam で 1.0.7.0、PS5 で 1.005.000 と表示されている場合は、前回のパッチまでは当たっていて今回のぶんが未適用です。Steam の 1.0.6、PS5 の 1.004 は発売時のビルドです。
このページが書き換わる条件
ウルトラワイド対応が実装されたとき。公式が「残り動作検証のみ」と書いた以上、次に動く可能性が最も高いのはこれです。あるいは3回目のパッチノートが出たとき、プラットフォーム別バージョン記事の番号が変わったとき、そして——2サイクル続けて起きているので必ず見に行きますが——公式の複数の文書のあいだで項目数が食い違ったときです。
